数ある鮪の中から、当店が選び抜いたのは、豊洲市場で最も名高い鮪専門仲卸「やま幸(やまゆき)」の鮪でございます。
社長である山口幸隆氏の鋭い目利きは、全国の鮪の中から最高の個体だけを見つけ出します。やま幸の鮪は、口に入れた瞬間に広がる脂の甘み、鼻に抜ける鮮烈な香り、そして赤身の奥深い旨味、その全てが完璧な調和を織りなすまさに芸術品です。
言葉では伝えきれない感動の味わいを、ぜひご堪能ください。
シャリとタネ、その調和を完成させる最後の一滴が煮切り醤油です。当店では、その一滴を疎かにせず、素材の個性を最大限に引き出すため三種の煮切りを使い分けます。
白身にはその繊細な甘みに寄り添う淡麗なものを。鮪の赤身には力強い旨味と渡り合う芳醇なものを。そして穴子には二日間かけて煮詰めた濃厚なものを。
一貫ごとに変える醤油の仕事もまた、私どもの一貫です。口の中で完成する、計算された味わいの調和をご堪能ください。
当店のシャリは、明治生まれの在来種「朝日」だけを使っています。自家採種で90年もの間、純粋な血統を守り続けてきました。
粘り気が少なく、ほろりとした口どけは、まさに寿司のためにあるお米。現代の「コシヒカリ」などの原点となったこの米が、極上の味わいを引き出します。ネタと調和する、一粒一粒の繊細な旨みをご堪能ください。
辿り着いたのは、世界遺産「神宿る島」宗像の米で仕込む、老舗「庄分酢」の純米酢です。
職人が酒から醸すことで生まれる、角の取れた丸い酸味と、鼻に抜ける芳醇な香り。この気品ある一滴が米の甘みをそっと引き出し、それ自体で一つの逸品と呼べるほど、奥深い味わいのシャリを育て上げます。